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「外反母趾だと思っていたら、実は違う病気だった」 そんなケースが増えています。
✓ 歩くと親指の付け根が痛い
✓ 親指が曲がりにくくなった
✓ 外反母趾の治療をしても改善しない
このような症状がある方は「強剛母趾」の可能性があります。
目次
・強剛母趾とは?
・強剛母趾の症状
・強剛母趾の原因
・強剛母趾の重症度の見分け方
・外反母趾との違い
・強剛母趾の治療
・症例報告
・当院が選ばれる理由
<強剛母趾とは?>
強剛母趾とは、足の親指の付け根にある関節(MTP関節)の変形性関節症です。
関節の隙間が狭くなり、骨棘(こつきょく)という骨のトゲが形成されます
○印がMTP関節です。(アトラスより引用)
関節の隙間が狭くなり骨のトゲが出来てきます。
<強剛母趾の症状>
- 足の親指を上に反らすと痛みが出る
- 歩くときに体重を掛けにくく踏み込みが難しい
- 親指の動きが硬くなり、可動域が狭くなる
<強剛母趾の原因>
強剛母趾は、以下のような要因で起こりやすくなります。
- 母趾の外傷(ケガ)→骨折、骨軟骨損傷など
- 炎症性疾患→関節リウマチ、痛風など
- スポーツ外傷・障害
- ハイヒールの多用
<強剛母趾の重症度の分け方>
強剛母趾(きょうごうぼし)は、親指の付け根の関節が固くなり、動きにくくなる状態です。
重症度を分ける方法は大きく 2つ あります。
レントゲンによる分類
- 骨の変形の程度や関節の隙間の狭さなどを、レントゲン写真で確認します。
- 骨の変形が進むほど重症度が高くなります。
レントゲンによる分類(1〜3段階)
レントゲンで骨や関節の変形具合を確認して、重症度を判断します。
- 1段階:軽度 → 関節の隙間はまだ保たれており、変形は少ない
- 2段階:中等度 → 関節の隙間が狭くなり、骨の変形が見られる
- 3段階:重度 → 関節の隙間がほとんどなく、強い変形が進んでいる
段階が進むほど、関節の変形が強くなり、重症度も高くなります。
機能的分類
強剛母趾(きょうごうぼし)は、進行度によって0〜4段階に分けられます。
段階が進むほど、関節が動きにくくなり、痛みが強くなったり、骨のトゲができてしまうこともあります。
このように進行してしまうと、治療に時間がかかったり、場合によっては手術が必要になることもあります。
だからこそ、「少しおかしいな」と思った時点で、早めに治療を始めることがとても大切です。
早期に対処できれば、負担を減らし、改善もスムーズになります。
<外反母趾との違い>
外反母趾とは
外反母趾は、足の親指が小指側へと曲がってしまう変形です。
その結果、親指の付け根の 内側が出っ張り、靴に当たりやすくなります。
- 痛みの特徴
親指の付け根の「内側」が痛みやすいのが特徴です。 - 痛みが出やすい場面
特に 靴を履いたとき に圧迫されて痛みを感じやすくなります。
強剛母趾とは
強剛母趾は、足の親指の付け根関節が固くなり、動きにくくなる状態です。
骨の変形や関節のすり減りによって、親指の動きが制限されます。
- 痛みの特徴
親指の付け根の 甲側(関節背側) に痛みが出ます。 - 痛みが出やすい場面
靴を履いていなくても、歩行時に親指を曲げる動きで痛みが出ることが多いです。
外反母趾と強剛母趾の比較
外反母趾 |
強剛母趾 |
|
痛みの場所 |
親指付け根の 内側(出っ張り部分) |
親指付け根の 甲側(背側) |
痛みが出やすい時 |
靴を履いたときに圧迫される |
歩行時に関節を動かしたとき |
主な特徴 |
親指が「小指側へ曲がる」変形 |
親指の関節が「固くなる」 |
<強剛母趾の治療>
強剛母趾は 基本的に保存療法(手術をしない治療) が中心です。
一般的な病院では、湿布や痛み止めの処方といった「対症療法」が多く行われます。
当院の特徴的なアプローチ
当院では「原因にアプローチする治療」を重視しており、次のような方法を提案しています。
- シューズの見直し・変更、インソールの処方
足に合った環境を整え、関節への負担を軽減します。 - 運動療法
関節や筋肉を動かしやすくし、症状の進行を防ぎます。 - 体外衝撃波治療
炎症や痛みの軽減に効果が期待でき、近年注目されている保存療法です。
シューズの見直し・変更、インソールの処方
つま先部分が反り上がった靴(ロッカーソール形状)をおすすめしています。
強剛母趾は、歩行の際に足の親指の付け根(MTP関節)で蹴り出す時に痛みが出やすいのが特徴です。
ロッカーソール形状の靴は、靴底がカーブしているため、足が自然に「転がる」ように体重が移動します。
その結果、母趾で強く踏み返す必要がなくなり、関節への負担を軽減できるため有効です。
また、インソール使う事で土踏まずをしっかり支え荷重を足全体に分散します。
当院試し履き用シューズも取り揃えてます!
実際に履き歩いて体感して頂けます!
当院でも使用しているこちらのインソールは、海外の足専門のお医者さんが使用しているものです。
論文でも治療効果が証明されており、医療系国家資格者のみ取り扱うことができます。
当院では治療の一環として靴に対する指導も行っております。
足に合っていない靴や、機能が優れていない靴を履いたままでは、強剛母趾が中々良くならない上、
余計に痛みが悪化する場合があるからです。
良い靴、悪い靴は以下の通りです。
靴選びでは、足底(そくてい)やかかと部分がしっかりしている靴を選ぶことが大切です。
柔らかすぎる靴は脱ぎ履きは楽ですが、足をしっかり支える力が弱いため、長時間歩いたときに足に負担がかかりやすくなります。
そのため、足を安定して支えてくれる硬さのある靴 をおすすめします。
シューズ選びの際に重要な足のサイズは縦の長さだけだと思っていませんか?
実は、横幅も重要です!
横幅の表記は「ウィズ」や「ワイズ」と言って、2Eや4Eなどウィズ表記がきちんとあるメーカーがあります。(ニューバランス、アシックスなど)
当院では足のサイズを縦横全て測らせていただき、ウィズサイズも含めたピッタリの大きさのシューズを提案いたします
運動療法
モビライゼーションと言う関節の動きを改善する手技をすることで、症状の改善が期待できます。(Physical Therapy Management for a Patient with Hallux Rigidus in a Baseball Player)
さらに、変形や拘縮に関与している内在筋に対しては、トレーニングを行うことで機能改善を図ります。
体外衝撃波
近年、注目されているのが「体外衝撃波治療(ESWT)」です。これは、音波の一種である衝撃波を患部に照射し、あえて刺激を与えることで、血流の改善や細胞の再生を促進し、組
織の修復力を高める治療法です。
強剛母趾では、親指の付け根の関節がかたくなり(関節拘縮)、動きが制限されることで痛みが強くなることがあります。
このような症状に対しては衝撃波治療が有効です。
衝撃波治療は、関節や周囲の組織に刺激を与えることで血流を改善し、組織の柔軟性を高めます。その結果関節の動きを助け、痛みの軽減や機能の改善が期待できます。
Carreras MI, et al. Effectiveness of Wave of Shock Extracorporeal in Patients with Hallux Rigidus in the CCOI Frank País. Biomed Res. 2021;32(1):1-6.
<症例報告>
60代男性数年前より歩いた後に両足の指の付け根に痛みを自覚
整形外科に通ったが痛みが減らず当院に来院
左右両足の付け根に腫れがあり押すと痛みがありエコー画像から強剛母趾と判断し、治療を開始しました。
エコー画像を確認するポイントは「関節の隙間が狭くなっていないか」と「骨のトゲが無いか」です
左右の画像の○で囲ってある所をご覧ください。
患者さんの画像の○の所が正常に比べギザギザして隙間が狭くなっているのが確認出来るかと思います。
治療内容
徒手療法(関節モビライゼーション)、靴、インソール
運動療法 物理療法(LIPUS ・体外衝撃波 )
治療頻度
週に1回 5回 その後2週に1回 5回 後月に1回
経過
初診時の痛みの指標であるNRS(10が最も痛い痛み、0が全く痛みがない状態とした時の痛みの主観的な数値)は8でした。
歩行は連続5分歩くと休みたくなる程度でしたが
最終的にはNRSは3になり歩行は1日6,000歩歩いても影響が無いくらいまで回復しました。
<当院が選ばれる理由>
✅適切な評価による一人一人に合った施術
痛い場所にただ電気、マッサージをやっていても良くなりません。
適切な身体評価をすることで一人一人の正確な病態を見つけ出し、原因がわかります。
そして、原因がわかる事で初めて治療ができます。
当院では最初にやるべき治療を全てお伝えさせていただいた上で、一人一人にあった状況や生活背景に合わせて適宜内容の方を選択していきます。
✅分かりやすい説明
検査、評価した内容を難しい専門用語を用いずわかりやすくお伝えするため、ご自身のお身体の状態についてきちんと理解できます。
✅セルフケア指導
ご自宅でのセルフケアも併せて行っていただくとより効果が高いので、その方法もお伝えします。
ラポール鍼灸接骨院は船橋市のJR総武線船橋駅近くにある鍼灸・接骨院です。地域で一番おすすめの接骨院、日本で一番患者さんに寄り添う接骨院を目指しています。強剛母趾をはじめ、足の痛みでお困りの患者さんも多く来院され、多数の治療実績があります。
強剛母趾でお悩みの方は、是非当院へご来院ください。