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ラポール鍼灸接骨院のブログです。
朝起きた時の一歩目や動き出しの一歩目で足の裏に痛みを感じる場合、足底腱膜炎の可能性があります。
このページでは足底腱膜炎の原因や当院での治療法について詳しく解説していきます。
ラポール鍼灸接骨院は船橋市のJR総武線船橋駅近くにある鍼灸・接骨院です。地域で一番おすすめの接骨院、日本で一番患者さんに寄り添う接骨院を目指しています。足底腱膜炎でお困りの患者さんも多く来院され、多数の治療実績があります。
足底腱膜炎とは?
足底腱膜炎とは、走りすぎや運動不足の人が急に運動することで足裏の踵の部分に痛みが起こる病気です。写真の×印の部分に痛みを覚えます。
×印の部分には足底腱膜と呼ばれる組織が付着しています。
足底腱膜は踵の骨から足の親趾と小趾に向かって広がる強靱な腱膜です。土踏まずを支えたり、足にかかる衝撃を吸収し蹴り出す際のエネルギーに変換する働きがあります。
長時間走ったり、普段より硬いところを走ったり、普段歩いていない人がたくさん歩いたりして、足底腱膜に負荷が加わることで足底腱膜炎が発症します。
足底腱膜炎の症状と評価
足底腱膜炎の特徴的な症状は朝起きた時の一歩目の痛みやじっとしていて動き出した時の一歩目の痛みです。
足底腱膜炎と判断するために以下の3つのチェックがございます。
ご自宅でやってみて当てはまる場合は足底腱膜炎が疑われるので、早めに治療することがオススメです。
①ウィンドラステスト:足が地面から浮いている状態で親趾を反らし、痛みが生じるか確認するテストです。
②ウィンドラステスト:地面に立った状態で、誰かに親趾を反らしてもらい痛みが生じるか確認するテストです。
③足底腱膜付着部の圧痛:写真の×印の場所を押して痛みが生じるか確認します。
また、当院では上記検査以外にもエコー画像の所見なども評価し総合的に足底腱膜炎かどうかを判断します。
足底腱膜炎のエコーの画像はこのように写ります。
左側が患側(足底腱膜炎の方)、右側が健側(正常な方)です。
黄色く囲んである部分が足底腱膜です。測ると右が0.38cm、左が0.31cmとなっており患側側が健側側に比較して厚みが増しているのがわかります。また患側側では赤矢印の部分が黒くなっており(低エコー)これは足底腱膜の変性、断裂を意味すると考えられております。
当院では詳細な問診(スポーツ活動、履いている靴、活動量の変化、過去の治療歴など)と身体所見、エコー検査などを用いて重症度などを判断しています。
足底腱膜炎の原因
原因①負荷の増大
長時間立ち続ける、長い距離を走る、激しい運動を行う、硬い地面で運動する等によって足の裏への負担が大きくなると、足底腱膜炎を発症します。
原因②運動不足
普段ほとんど動かない人が長い距離を歩いたり、急に走ったりすると足の裏に普段加わらない衝撃にさらされ足底腱膜炎を発症します。
原因③足部アーチの異常(扁平足、凹足)
足部には3つのアーチ構造(内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチ)があります。
これらのアーチには足が地面に着いたときに衝撃を吸収し、推進力に変換する働きがあります。
3つのアーチのうち内側縦アーチは土踏まずを構成しています。
土踏まずが潰れているものを扁平足、土踏まずが高くなっているものを凹足といいます。
足底筋膜は足のアーチの下にあります。
扁平足の状態では足底腱膜には常に引き伸ばされる力が加わっています。足底腱膜が引き伸ばされた状態で歩いたり走ったりすると、足底腱膜が負荷に耐えられなくなり足底腱膜炎が発症します。
凹足の状態では足底腱膜は通常よりも伸びにくくなっています。この状態では足を着いたときの衝撃を上手く吸収出来なくなり、通常よりも足底腱膜に負担がかかりやすくなります。凹足の状態で歩いたり走ったりすると足底腱膜が負荷に耐えられなくなり足底腱膜炎が発症します。
原因④足関節の背屈制限
足の甲をすねに近づける動きを「背屈」と言います。
この動きの制限は足底腱膜炎に繋がります。
足の背屈が制限されると、足の骨の配列が崩れてしまい、足底腱膜により多くの負荷がかかるため
足底腱膜炎を発症しやすくなります。
また足首の背屈の減少は非アスリートの最大の危険因子であるといわれています。
Riddle DL, Pulisic M, Pidcoe P, Johnson RE. Risk factors for plantar fasciitis: a matched case-control study [published correction appears in J Bone Joint Surg Am. 2003;85-A(7):1338].. J Bone Joint Surg Am. 2003;85-A(5):872-877.
足底腱膜炎の治療
基本的には保存療法(手術をしない治療)となります。
足底腱膜炎患者の約80%は保存療法で12か月以内に改善すると言われています。
病院ではステロイド注射を受ける方も見られます。
ステロイド注射は炎症部分にしっかりと注射が当たれば短期的には痛みを抑える効果があります。しかし、激痛を伴う、1ヶ月程度で痛みが再発する、足底腱膜が弱くなる等のデメリットがあるため最近ではあまり推奨されておりません。
これに対して当院では足底腱膜炎に対し以下の保存療法を行っております。
治療①:体外衝撃波治療
衝撃波を患部(症状が出ている部分)に照射する治療法です。
多くの研究から体外衝撃波治療は足底腱膜炎に有効であることは実証されており、最も良い適応症のひとつであります。
(Schmitz C,et al:Efficacy and safety of extracorporeal shock wave therapy for orthopedic condi-tions:a systematic review on studies listed in the PEDro database.Br Med Bull.2015;116:115-38.)
足底腱膜炎によって余分に生じた痛みを感じとる神経を破壊することで、痛みを取り除く効果があります。
また衝撃波によって血管新生を促進し、成長因子を増加が起こるので治癒を早める効果が認められています。
安全性、除痛効果、組織再生の可能性、ステロイド注射と違い再発しにくいという点でとても優れた治療法と言えます。
当院では足底腱膜炎の患者さんには一週間に一回を合計5回体外衝撃波治療を受けてもらい効果判定をしています。
体外衝撃波治療について詳しく知りたい方はこちらページをお読みください。
②靴の指導、インソール
当院では治療の一環として、靴に対する指導も行っております。
足に合っていない靴や、機能が優れていない靴を履いたままでは、足底腱膜炎が中々良くならない上、余計に痛みが悪化する場合があるからです。
良い靴、悪い靴は以下の通りです。
当院では患者様の足の長さ・横幅を測定した上で最適な靴をご案内いたします。
また当院では医療用矯正用インソールも取り扱っております。
このインソールは、海外の足専門のお医者さんが使用しているものです。
論文で治療効果が証明されており、医療系国家資格のみ取り扱うことができます。
インソールを使用することで、足部の安定感が増し、足底腱膜への負担が減り、痛みの軽減に繋がります。
③ストレッチ&トレーニング
体外衝撃波やインソールや靴を用いて、足底腱膜炎の痛みが無くなったとしても、足の柔軟性や筋力が
充分でない場合、足底腱膜炎を再発する可能性があります。
また、ストレッチやトレーニングなどによって、足底腱膜などの腱組織に適切な負荷が繰り返し加わることで腱組織の再合成が促進され、構造的・機能的な改善が見られると言われています。
(Tendon Basic Science: Development, Repair, Regeneration, and Healing 2015)
再発しないためにも、当院では患者さんの状態に合わせたストレッチやトレーニングを指導しています。
ストレッチ(ふくらはぎ)
足底腱膜とふくらはぎの筋肉はカカトの骨に付いています。
ふくらはぎの筋肉が硬くなると、足底腱膜にも影響が出るため、ふくらはぎのストレッチが大切です。
①壁に向かって立ち、脚を前後に開きます(ストレッチする方の足が後ろです)
②手で壁を押すようにして、体重を前にかけていきます
●注意点
・つま先は壁に向けましょう
・後ろ足のカカトが地面から浮かない様にしましょう。
※壁に手を付ける・付けないで効果が段違いです。是非試してみてください。
ストレッチ(足底腱膜)
ストレッチによって足底腱膜に直接負荷をかけることで、症状の改善が見られます。
①タオルなどを用いて、足の親趾が上がっている状態を作ります。
②この状態でふくらはぎのストレッチを行います。
上記ストレッチを30秒を1セットとして1日3セットを目安に行ってください。
※痛みが強くなる場合はその時点で中止してください。
トレーニング
痛みなくストレッチが出来るようになったら、トレーニングによって足底筋膜を鍛えていきます。
①壁に向かって立ち、タオルなどを用いて足の親趾が上がっている状態を作ります。
②壁に手を添え、バランスがとれる高さまでカカトを上げます。
③カカトをゆっくり地面に下ろしていきます。
●注意点
・背筋を真っ直ぐにして行いましょう
・カカトはゆっくり下ろしましょう
上記トレーニングを10回を1セットとして1日3セットを目安に行ってください。
※痛みが強くなる場合はその時点で中止してください。
足底腱膜炎でお悩みの方はどうぞラポール鍼灸接骨院にご相談ください。
全力で対応させていただきます。
当院は船橋市、JR総武線船橋駅北口から徒歩4分のところにある接骨院です。
南口ではなく北口なのでどうぞお間違えなくご来院ください。
ラポール鍼灸接骨院のブログです。
タオルを絞ったり、物を持ち上げた時、テニスやゴルフの際に肘の外側が痛い場合上腕骨外側上顆炎の可能性があります。
このページでは上腕骨外側上顆炎の原因や当院での治療法について詳しく解説していきます。
ラポール鍼灸接骨院は船橋市のJR総武線船橋駅近くにある鍼灸・接骨院です。地域で一番おすすめの接骨院、日本で一番患者さんに寄り添う接骨院を目指しています。上腕骨外側上顆炎でお困りの患者さんも多く来院され、多数の治療実績があります。
目次
上腕骨外側上顆炎とは?
上腕骨外側上顆炎とは、肘の外側の部分が手の使い過ぎなどによって痛みが起こる病気です。
写真の×印の部分に痛みを覚えます。
×印の部分を上腕骨外側上顆と言います。
この部分には前腕伸筋群と呼ばれる指を伸ばしたり、手首を反らす動作で使われる筋肉が付いています。特に短橈側手根伸筋腱(中指を動かす筋肉)や総指伸筋腱(手首を反らせる筋肉)と言う筋肉が問題を起こします。
この筋肉をスポーツや労働 などで使い過ぎることにより上腕骨外側上顆の腱付着部に繰り返しストレスが加わり小さい断裂が発症し治りきらないうちに再度損傷して慢性化するものと考えられています。
上腕骨外側上顆炎の症状と評価
上腕骨外側上顆炎の具体的な症状は、手ぬぐいやぞうきんを絞る動作や、重たい荷物を上から持ったりすることで痛みが生じます。
肘の痛みを訴えることはもちろん、痛くて力が入らないと訴えることが多く見られます。
上腕骨外側上顆炎と判断するテスト法に以下の3つがございます。ご自宅でやってみて当てはまる場合は上腕骨外側上顆炎が疑われるので、早めに治療することがオススメです。
①トムゼン(Thomsen)テストといい、手を反らす動作に抵抗を加え肘の痛みが生じるか確認する方法です
②チェアー(Chair)テストといい、上から重たいものを持ち、肘の痛みを確認します
③中指伸展テストといい、中指を伸ばす動作に抵抗を加え、肘の痛みを確認します
また、当院では上記検査以外にもエコー画像の所見なども評価し総合的に上腕骨外側上顆炎かどうかを判断します。
上腕骨外側上顆炎のエコーの画像はこのように写ります。
左が患側(上腕骨外側上顆炎が起きている側)、右が健側(正常な方)で黄色く囲んである部分が上腕骨外側上顆に付着する腱です。測ると左が0.57cm、右が0.47cmとなっており患側側が健側に比較し厚みが増しているのがわかります。また患側側では赤矢印の部分が黒くなっており(低エコー)これは短橈側手根伸筋腱の変性、断裂を意味すると考えられております。
当院では詳細な問診(スポーツ活動や利き手・非利き手、過去の治療歴、糖尿病の有無など)と身体初見、エコー検査などを用いて重症度などを判断しています。
上腕骨外側上顆炎の原因
原因①:使いすぎ
上述したとおり指を伸ばす、手首を反らす動作の繰り返しによって発生します。
原因②:手の間違った使い方
パソコンを使う際に手首の反りが大きい、ゴルフのボールを打つ瞬間に手首が曲がっているなど
手に負担がかかる動作は外側上顆へのストレスを増やします。
原因③:筋力低下&筋肉の固さ
筋力が低下していたり、筋肉が固く伸びにくいと、手を動かした際に外側上顆へのストレスが増えます。
上腕骨外側上顆炎の治療
基本は保存療法(手術しない治療)となります。
病院ではステロイド注射をされる方も多く見られます。
短期的には即効性があり、除痛効果も優れているのですが、高率に再発をし繰り返し注射をするうちに効果が減弱し、中・長期的には悪化すると報告されいます。
(Claessen FMAP,et al:Meta-analysis of the effect of corticosteroid injection for enthesopathy of the extensor carpi radialis brebis origin.J Hand Surg Am.2016;41:988-98.)
難治性の上腕骨外側上顆炎のリスクがあるため最近は推奨されておりません。
これに対して当院では上腕骨外側上顆炎に対し体外衝撃波機器を適応しております。
治療①:体外衝撃波治療
衝撃波を患部(症状が出ている部分)に照射する治療法です。
痛みを取り除き、組織の回復を促す効果があります。
安全性、除痛効果、組織再生の可能性、ステロイド注射と違い再発しにくいという点でとても優れた治療法と言えます。
当院では上腕骨外側上顆炎の患者さんには一週間に一回を合計5回体外衝撃波治療を受けてもらい効果判定をしています。
体外衝撃波治療について詳しく知りたい方はこちらページをお読みください。
治療②:使い方の是正、ストレッチ&遠心性収縮訓練
また、体外衝撃波単独で治療するのではなく、使い方の是正、デスクワーク時のタイピングの手首の位置や、テニスやゴルフでの使い方なども修正していきます。
テニス・ゴルフをやっている方に向けた上腕骨外側上顆炎対策の一例を紹介します。
テニス▶バックハンドストロークの際、片手を添える
バックハンドストロークの際、上腕骨外側上顆には大きな負担がかかります。
上腕骨外側上顆への負担を減らすために、バックハンドストロークでは手を重ねることをオススメします。
ゴルフ▶手首を真っ直ぐにする
ゴルフのダウンスイング~インパクト(ボールを打つ瞬間)に手首が曲がっていると、上腕骨外側上顆に大きな負担がかかります。
ボールを打つ瞬間に手首が曲がらないようにしましょう
続いて前腕伸筋群のストレッチと遠心性収縮訓練について説明します。
前腕伸筋群のストレッチ
①手の平を下に向けます
②反対の手でストレッチする側の手首を曲げます
③赤線の部分に伸びている感じがあればストレッチ出来ています
このストレッチを痛みが出ない範囲で1日あたり30秒を3セット目安で行います。
前腕伸筋群の遠心性収縮訓練
①肘を伸ばし手首を真っ直ぐにします
②肘を伸ばしたまま手首を反らします
③ゆっくりと手首を曲げていきます
これを痛みが強くならない範囲で1日あたり10~15回を3セット目安で行います。
前腕伸筋群の遠心性収縮訓練を行うことで損傷部分にコラーゲン繊維が生成され、痛みが解消される、耐性が高まる(再発しにくくなる)と報告されています。
(2008 Aug;54(8):1115-6.Tennis elbow no more: practical eccentric and concentric exercises to heal the painHillel M Finestone 1, Deborah L Rabinovitch)
上腕骨外側上顆炎の改善例
症例①
62歳 男性 ゴルフをする際の右肘外側の痛みで来院されました。長い間ゴルフをされており、今でも週に3回ゴルフをしているそうです。数年右肘外側の痛みに悩まされ、痛くなったらステロイド注射を打ってもらっていたが、徐々に注射が効かなくなり、ゴルフの際に痛みで思うようなプレーができないとのお悩みでご来院されました。
痛みを表す指標であるNRS(最も痛いを10で表し、痛みがないを0と表ます)は10段階中8でした。
来院時のエコー画像です。右患側(痛い側)0.79cm、左健側(痛くない側)0.64cmと健側と比較すると肥厚していることがわかります。また、右上腕骨外側上顆の腱付着部は骨が尖っているように見え(骨棘、青矢印)腱の患側と比較すると黒が混ざったような画像(低エコー、赤矢印)も見られ、腱の変性が疑われます。
今までの治療歴と身体初見、エコー評価から難治性の外側上顆炎が疑われました。
治療は一週間に1回来院した際に体外衝撃波を行い、ストレッチと遠心性収縮訓練をしました。
1クール(5回の体外衝撃波)後、NRS8→NRS4ー5になりましたが、ゴルフのプレーの際は痛みが残存しているため2クールを行うことにしました。
2クール後、NRS4ー5→NRS0になりゴルフも問題なくプレーできるようになったため、ご自分でストレッチと遠心性収縮訓練を継続するように伝え治療を終了することとしました。
治療後のエコー画像です。
患側0.79cmだったものが0.55cmになっており、腱付着部の低エコーも改善しているように見えます。
症例②
54歳 女性 テニスをする時の左肘外側の痛みで来院されました。
初診時のエコー画像です。
左患側(痛い側)0.42cm、右健側(痛くない側)0.35cmと健側と比較すると少し腫れているのがわかります。
また、左上腕骨外側上顆の腱付着部は骨が尖っているように見え(骨棘)腱の患側と比較すると矢印の部分には黒が混ざったような画像(低エコー)も見られます。この患者さんは発症から時間の経過があまり経っていないことと、血流をみるエコー画像で新生血管の増殖が見られたため、低エコー領域は炎症ではないかと予測しました。
治療は一週間に1度の来院時に体外衝撃波と、テニスフォーム指導とストレッチをするようにしました。
体外衝撃波1クール(5回)の治療で肘の痛みが無くなり、テニスのプレーも問題なくなったので、遠心性収縮訓練の指導をし、治療終了としました。
上腕骨外側上顆炎でお悩みの方はどうぞラポール鍼灸接骨院にご相談ください。
全力で対応させていただきます。
当院は船橋市、JR総武線船橋駅北口から徒歩4分のところにある接骨院です。
南口ではなく北口なのでどうぞお間違えなくご来院ください。